貴女は、壊れたがっているのだ。

なんなんですかね。この20年前のヴィジュアル系バンドの歌詞みたいなタイトルは。陳腐で申し訳ありません。
でも、最近思うのです。「壊れたがってる人が、多いなあ」と。

自己破壊衝動についてはフロイトがデストルドーと称したように、別に珍しいものでも何でもありません。全ての生き物に普通に備わっているものです。少子化は当たり前の帰結にも書いたのですけど、大量発生したバッタが大量死して個体数を戻すみたいに。

ヒンズー教では創造の神ヴィシュヌと共に、破壊神のシヴァがいます。創造と破壊はセットであり、破壊への欲求があることはむしろ自然ですらあったりします。

shiva

そうは言っても、破壊衝動はこの世界を生きていくのに厄介なもの。「どう折り合いをつけていくか」こそが肝要となります。
建設的な破壊衝動の昇華のさせ方の一例としては、芸術やスポーツが挙げられます。「殺してえ!死ね!」という欲求を、スポーツの中で発散させたり、「ああもう死にたい、いなくなりたい」という気持ちを創作活動の中で吐き出してスッキリするのです。
イノベーションを起こす人も、破壊衝動の強い人と言えます。なぜなら、既存の枠組みを壊して新たな枠組みを創り出すのですから。

ヴィシュヌの対としてシヴァがいるように、創造の前には必ず破壊があります。問題なのは破壊衝動そのものではなく、そのエネルギーの使い方です。

波に乗る人の特徴

surfing
私はI’m not ABEで安倍晋三首相がすごく嫌いです。でも、彼は非常に波に乗っている。それがもう謎で謎で仕方なかったんです。「なんでこんなメチャクチャなことやる人がトップにい続けるんだ?日本終わってるじゃねーか」と。

え? 「そりゃアメリカさんの言うことよく聞くからよー」って?
やだなあ、そんなマジレスやめてくださいよーwここはスピリチュアルブログなんだからスピリチュアルにいきましょうよーwオーラとか守護霊とかもっとフワッとしたこと言おうぜーw

で、スピリチュアル的に見ても、彼がどうして流れに乗るのかが理解できなかったんです。すんごい愛が無いし。
しかしながら、こないだ内田樹・鈴木邦夫の対談集慨世の遠吠えを読んでいて、「そういうことだったのか!」と池上さんばりに叫びました。

内田「あの人(安倍晋三のこと)を駆り立てているのは、自己処罰と破滅願望じゃないですか。」
鈴木「おじいさんの復讐は?」
内田「それもありますけど、ベースは破滅願望ですね。」
鈴木「でも自爆と自虐はちがうような。自虐は謙虚だからいいと思いますよ。でも、自爆はもう、どうにでもなれという感じで、他の人も巻き込むでしょ。」
内田「前に藻谷浩介さんとその話をしたんです。安倍さんは危機管理ということに全く関心がないんです。震災と原発事故があった後ですから、そういうリスクをどうやって軽減するかに政治の最優先課題はあるはずなのに、首都圏にどんどん人口を集中させて、首都機能の分散の手立ても全く高じていない。もう一度大きな地震があったら、首都圏は壊滅的な事態になると思うんです。でも、そのための防災の備えには全く興味を示さない」

慨世の遠吠え P231~232

そーこーかー!!
アベちゃん、ブッ壊れたいメンヘラなのか!!! な る ほ ど !!!
超納得です。なら波に乗るわ。乗るぜこのビッグウェーブによ!並に乗るわ。

安倍さんが自己破壊衝動(破滅願望)で動いているとしたら、これだけ市井に「壊れたがっている人」が増えている状態だと深いところで彼とエネルギー的に共鳴する人は多いことでしょう。これも非常にカタストロフィックな仮定だけれど。だけど、そう考えると筋が通る。こんな人が長期政権を握っちゃう訳もわかる。

スピリチュアルに言うと、こういうことです。
自分の自己破壊衝動を自覚して内側で適切に処理しておかないと、破壊衝動がある人に力を与えてしまう。
モラハラDV夫然り、ブラック経営者然り。
tencount
【画像】テンカウント(4)より。支配の力を与えているのは、無自覚な貴女。

まあ、あなたが「私は壊れたがってなんかいませんっ!いつもポジティブで前向きで素晴らしい未来を夢見ていますっ★子どもたちに緑の地球を残しましょう♪」とか言いたいなら言っててもいいですよ。でも、いくら口先でそう言おうと、本気で自分にそう思いこませようと、潜在意識に「壊れたい」がある限り目の前の現実は壊れていきますよ。見事なまでに。

はじめにも書いた通り、自己破壊欲求は当たり前のものです。大切なのは、それを「感じてはいけないもの」とするのではなく「普通にあるものだ」と受容することです。自分の中の「壊れたい自分」に気づけない限り、それは影のようにこびりついて無意識のうちにあなたの行動を破壊的に仕向けて行きます。

「ポジティブに愛と感謝でHAPPY★」なんて言ってる場合? 自分の中の闇に目を向けないと、現実的な折り合いさえつけられないのよ。
自覚することが、はじめの一歩。
気づいてね。「実は壊れたがっている自分」に。

個人的な経験からは、人間は誰しも、その深層心理を探って、根源的な領域に達する一歩手前のところで、自分を生涯を超えて支配してきた狂気=敷居の住人と直面せざるを得ない、と思っています。残念なことに、人間精神の基本OSの最深部に、狂気のプログラムがインストールされているわけです。このプログラムをアンインストールして、自ら、そして人類の精神を解放するために、先人は多大な苦労をしてきたわけですが、残念なことに、ほとんどうまくいかなかったようです。いや、そこを超えた人たちは、人知れず、未知の世界へ旅だって行ったと言うべきでしょうか?

遠からず、日本全体が精神病棟になる日が来るのかも <この記事はいつか必ず役に立ちます>: ずくなしの冷や水

慨世の遠吠え

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やだ、鈴木邦男さん、マヂカッコイイ///

2016年10月19日 | Posted in 読むヒーリング スピリチュアルブログ | タグ: , , , Comments Closed 

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