仕事でWIN-WINの関係を作るには

ビジネス:スピリチュアルブログ

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言い方は悪いですが、売れないフリーランスの人と話していて不思議に思うことがあります。
「なんで、同業の人とつるむんだろう?」と。
同業の人とつるんでても、あんま仕事は回ってこないからです。

いや、同業と仲良くしちゃイカンってわけじゃないです。でも、同業と仲良くなる場合は「同業種だからじゃなくて、本当に純粋に人として好き」という視点でお付き合いしたほうがいいと思うんです。「同業でなんとなく絡みがあるから」って人に時間を費やしていても、正直、このご時勢に仕事は増えません。

本当に大好きな同業の人と時間を過ごすのは良いので、他の時間は「全く無関係ではないけど、ちょっとずれた業種」の人と付き合ったほうがいいことありますよ。
全く同じ仕事じゃなくて、そこから30度くらいずれた界隈にいる人と仲良くなっておくと、思わぬ仕事に声をかけてもらえることもあります。同業ではなかなかそうは行きません。(だって、おいしい仕事の話が回ってきたら、友達に回すよか自分でやりたいでしょ。それって当たり前のことだから)

具体的に例を挙げてみます。
イラストレーターの人が、絵師と「○○さん神!」「いや、△△さんに比べたら私など」とツイッターで絡んでても、仕事は回ってきません。相手の仕事をリツイートして拡散し合っても、それが新しい仕事に結びつく可能性は、0ではないけど低いです。(読み手視点で言わせてもらうと、こちらはあくまでも好きな作家さんの情報を求めています。他の作家の情報(余計なノイズ)がガンガン入るのは迷惑です。宣伝リツイート合戦は程々にしていただけるとありがたいですね)【参考】第2話 Twitterの宣伝は数字に直結しないと思え! – カクヨム
それよりも、別業種の人と絡んでアピっておいたほうが、仕事になる確率は上がります。例えば、ゲーム作ってる人とか声優とか人気生主とか、もっともっと効率的にアピりたいなら、広告代理店の人と仲良くなっておくと一番太い。身もフタも無いけど。

「えっ、そんな、どうやって仲良くなるんですか」って? あーた、呑ミュニケーションに決まってるでしょ。本当に古典的だけど「呑み!呼んでくださいッス!自分どこでもいっきまーす!!」キャラ作っとけば、色々と声をかけてもらえるようになります。友達の友達の知り合いの友達の知り合いくらい呑みまくれば、割とどこの業界の人ともつながれますよ。スモール・ワールド現象じゃないですけど。「リアルで会う」って強いですよ。ネットだけのコミュニケーションとは全然違う。

え、酒飲めない? じゃあ素面でも酔ってるテンションで行ってください。
え、初対面の人苦手? コミュ障ならあきらめてください。コミュ力無いと、今の時代はなかなか厳しいです。

モデル
モデルがモデル同士で仲良くなっても、あんまうまみは無いんです。ビジネスとしてそういうポーズを求められる場合はもちろん「仲良しごっこ」は欠かせません。でも、カメラマンやイベンター、アパレルのプレス、出版社の人やそれこそ広告代理店の人と仲良くなっておいたほうが絶対仕事にはつながります。妬まれて嫌がらせされないように表面だけ一定の仲良さを保っておくことは女子社会的にすっごい大事だけど、それ以上の労力をかけるべきではない。労力かけて仲良くなっておくべきは、先ほど述べたような現場にいる異業種の人です。

あなたが何らかのフリーランス(個人事業主)なら汎用的に、士業の人(税理士や弁護士など)と仲良くなっておくと何かと便利です。恒常的な顧問として雇うお金は無くても、困ったときに相談できるあてがあるのは心強いもの。3月入ってから「ああああ税理士!税理士の先生ヘルプー!」なんていっても遅いわけで…。繁忙期(=いっちばん必要な時)に信頼できる先生に相手してもらうには、普段からのお付き合いが大切なんですよね。だからそういう事務所には平成の今でも年賀状とお中元とお歳暮が山ほど届くわけで。「缶ビールありすぎるから持ってって。ヱビスあるよ」とおすそ分けしてもらったりするくらい。
もちろん士業の人とは業種が違うから仕事を取り合うことになんてならないので、お互いに助け合ってWIN-WINの関係を築けます。

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同業の人とは、愚痴が言い合えたり独特の苦労がわかってもらえたりします。ゆえに、付き合いやすい面は確かにあります。でも、仕事にはあんまりつながりません。特に得意分野(セールスポイント)がかぶってると、いい仕事があっても自分に回してもらえるチャンスはほぼ無いでしょう。でも、異業種だと「ああ、これ知り合いで○○やってる人いるから、話つけてみるね」になるわけです。お互いにWIN-WINの関係が作りやすい。

はじめに言ったように、同業だって「本当に人として好き!」と思う人に絡んでいくのは当たり前のことです。でも、そうじゃない場合は、積極的に絡んで仲良くつるむのは異業種の人にしましょう。そちらのほうが仕事につながる可能性が高いです。

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