わたし、ひとから嫌われたいのです。

あなたの周りに、ひとの欠点ばかりあげつらって文句をいう人はいませんか?
どうでもいい小さな過去のあやまちを持ち出してネチネチといびる人はいませんか。

もしかしたら、そういう行為には理由があるかもしれません。

woman11

私は、ある時メッチャいらいらしていました。
もうとにかくイライラするのです。
周りの人全員を罵倒して「お前らなんて生きてる価値の無いクズだ!!」と言い放ちたいのです。

相手の小さな欠点をあげつらって、「ああ!あいつはこんなところがあるからダメだダメだ!」とイライラし、相手の過去の何気ない一言を思い出して「ああっ!あんなことを言われていた!!なんて思いやりの無い!!ひどい人間だな!!」とイライラし。

とにかくイライラしていました。
ナイフみたいに尖っては触るものみな傷つけていました。
あーあーわかってくれとは言わないがー そんなに、俺が悪いのかー(悪いよ)。

まぁそんなギザギザハートで怒り心頭なエネルギーがぐわっ!!と湧いてきまして「??なんで?おかしいな」と思ったのです。

だって、言うほど私、その人のこと嫌いじゃない。
その人がそこまで悪い人じゃないともわかってる。
しかも、そう言われた時点では、私は全く気にしてなかったし傷つきもしていなかったし、しかも相手がそんな意地悪で発した言葉じゃないっていうのも頭では理解している。

おかしい。
なんでそこまでブリブリ怒っとんねん。
というわけで、自分の内側との対話をスタートしました。

自分「ねぇねぇ、どうしちゃったの?」
怒ってる自分(以下、怒自)「何がどうしたよッ!ウルセエ!!」
自分「(うっはーこっえー;)」
怒自「アイツはっ!私に!こんなことを言いやがったんだ!いやなヤツめ!」
自分「そんなにAのこと、嫌いなの?」
怒自「本当にアイツはクズだ!!前も無神経なことをしやがった!!」
自分「そうなのー。それで怒っているのね?」
怒自「そうだ!Aなんかこの世から消えちまえ!死ね!死ね!!」
自分「うーん、そこまで嫌なのね。分かったわ。なら、会わなくていいよ? 私、あなたが嫌がることしたくないわ。だから、無理して関わらなくていいの。別にAと会わなくったって、私生きていけるんだから。安心してね?」
怒自「……」
自分「(あ、なんか落ち着いてきた)ねえ、そこまでAのこと、本当に嫌なの?」
怒自「……」
自分「あなただって、本当にAがそんなにひどい人間じゃないって、わかってるんじゃないの?」
怒自「…それは、わかってる、けど……」
自分「わかってるのに、あんなに怒っていたのは、どうして? 普段は全然気にも留めないようなことまであげつらって、Aを責めていたのは、なぜ?」
怒自「私、嫌なの」
自分「何が?」
怒自「人といるのが、嫌なの。一人でいたいの……
  私、一人でいたい!!一人の時間が足りない!!!」

自分「そう、一人でいたいのね。わかったわ、じゃあ休日の予定は全部キャンセルね。一人でいよう。おうちで艦これやろう?」

怒自「うん!一人でいる!!一人でいるの!!一人でいたいの!!どんなに優しくていい人だったとしたって、誰かと一緒になんかいたくない!一人がいいっ!!」
自分「わかった。そんなに一人でいたかったのね。気づけなくてごめんね。誘いが多いからって、ついつい予定入れちゃったね」
怒自「私ね、嫌われたかったの」
自分「嫌われたかった? どうして?」
怒自「だって、人の欠点を細かくあげつらって、お前はダメだクズだって言えば、人は私から離れていってくれるでしょう? そうしたら、一人になれるでしょう?」
自分「それであんな理不尽な怒り方していたのね…。そうか…私にとって、一人の時間ってそこまで重要だったのね。」
怒自「うん。一人でいてね。いい顔して『私もみんなとワイワイ楽しみたーい♪』とか調子の良いこと言わないで!私は心の底から、本当に、一人でいることが大好きな人間なの。頼むから、そのこと、忘れないで…」
自分「うん、ごめんね。一人の時間、ちゃんと取るね」

そうやって約束すると、怒りは嘘みたいにスーッと引いていきました。
怒りは、私に「一人の時間を取って!」と警告しに来ていたのです。私にいま必要なのは、仲間と過ごす時間ではなく、一人の時間であると。

フジコ・ヘミング 運命の言葉 (朝日文庫)

ピアニストのフジコ・ヘミングはヨーロッパで音楽教師をしていた頃、一人きりで夏休みを過ごしたそうです。周りは「長い間一人なんて寂しいでしょうに、かわいそう」と憐れみました。
ところが、フジコ自身は一人でいられる夏休みが嬉しくてうれしくて仕方がなかった!!人と会う予定も入れず、夏休みの間中ずぅーっと一人の時間を音と共に楽しんだそうです。

私にはその気持ちが痛いくらいわかります。
一人って、メチャクチャ楽しい!!!!
「一人は寂しい」ではない!一人は楽しい!!

私、一人でいたい!!!

そう、もうどうしようもなく一人でいたくていたくたてしょうがなかったのに、フェイスブック系リア充「皆でいるの楽しいね★」的空気に流されてたら、ものすんごい勢いでしっぺ返し食らわされたわけです。
内なる声を無視しちゃいかん。。。
一人、ダイスキ☆彡

woman_sea

私は嫌な人ぶることで、あえて人が嫌がることをすることで、人を遠ざけようとしていました。
もしかしたらあなたの周りの嫌われ者も、何らかの理由があって嫌なことをするのかもしれません。その場合、あなたが相手の指摘したことに対して改善を試みたところで無駄です。だって、相手の目的は「あなたをより良き人に変えること」ではなく、「自分を嫌ってもらう(自分と距離を取ってもらう)こと」かもしれないのですから。

こういう考え方について少しツッコんでみたい方は嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えを手に取ってみてください。これって、割とアドラー系の考え方なので。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
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2015年10月17日 | Posted in 人生:スピリチュアルブログ | タグ: , , , Comments Closed 

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