「どうやったら気づけるんですか?」って?

あわてる乞食はもらいが少ない。
実にいい言葉です。

今は何でも即欲望を満たそうとするコンビニエンスな社会ですから、そういうまどろっこしいのは苦手だという方も多いでしょう。
しかしながら、本当に重要なものは自分の手で、自らのハートから気づいて得なければなりません。

自分の内側からもたらされることこそが、何よりもの価値があるものなのです。それはどんなことになっても失われません。誰にも奪えないし、どんな状況になったとしても自分の内側にしっかりと根付いています。究極をいうと、死んで肉体を離れた後にだってその成長過程は魂に刻まれ残ります。

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多くの場合、リンデンバウムのセッションはあくまでも「種まき」です。「ソリューション(解決方法)」ではありません。

言わずもがな、機が熟している人にとってはセッションで即気付きにあふれ癒しがもたらされることもあります。ですが、機を熟させたのは「その人」です。その人が日々自分の内面と向き合い逃げずにいたからこそ、機が熟したのです。セッションは単なるきっかけにすぎません。賞賛されるべきは「期が熟するほど自らを掘り下げたその人自身」です。

ですが、多くの人にとってセッションは「種まき」にすぎません。ガイドはその人が半年後、一年後にようやく気付けるようなメッセージをポンと置いていきます。その時点では「何言ってんだ?意味不明」というようなことです。その種をちゃんと育て(内側と向き合い)、開花(気付き)の瞬間が訪れると「そうだったのか!」とある日いきなりその意味が理解できるようになります。頭ではなく、腹の底から理解できるようになります。
その時が来ると、不思議と忘れ去っていたメッセージが「ぽん」と湧いてくるのです。

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セッション中に「わからないのでもう一度説明してください」といわれても、言い換えることはできません。わからないならわからないでいいのです。もしくは、もう心の奥底ではわかっているのに認めたくないだけなのです。
「もっと具体的に言ってください」という人の真意はおおよそ「もっと私にとって都合のいいことを言ってください! 私が聞きたい言葉をください」だったりします(笑)

でも、私はあくまでも媒体ですので、あなたにとって都合のよい柔らかく優しいメッセージばかりを降ろす保証はいたしかねます。都合のいいことを言ってほしいならば服屋かホストクラブにでも行ってください。そういうお商売ならば「お客の気分を害しない」が鉄則ですから、きっとあなたの気分をよくする言葉をかけてくれることでしょう。

私の仕事はメッセージを偽りなく伝えることです。あなたにとって都合の悪いこともハッキリお伝えします。

もちろん、わかりやすく伝えるように努力はしています。
それはこのブログでもそうです。できうる限り読みやすいように、スポーツ新聞や週刊誌のような下世話な文体を敢えて取ることもあります。なぜなら、そういったゴシップは多くの人にとって読みやすいからです。学術書のように正しいことをきちんとした手順を取って証明しているのでは、全く読んでもらえません。

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私自身としては、深い真理が記されている精神世界の本を多くの人が「難しくてわかんない」と投げてしまうのを非常に残念なことだと思っています。ですが、ここは現実路線で行かねばなりません。難解であっては多くの人には伝わらないのです。だからこそ、私がブログに書く時のお手本はスポーツ紙などのゴシップ記事です。スポーツ紙には仕事後で疲れているサラリーマンですら読もうと思えるようなわかりやすい記事が書かれているのですから。

でも、言葉を尽くしても結局わからない場合はわかりません。
気づけない時は気づけません。
その人が自分の内面と向き合っていないと、いつまでたっても「時」は訪れないでしょう。

「どうしたら気づける(自分の魂とつながれる)んですか?」という質問ほど難しいものはありません。それは目の見えない人に「赤とはこういう色だよ」と説明するようなものだからです。
無論、説明自体は可能です。「リンゴの色なんだよ」とか「見ていると温かく感じる色なんだよ」とか、いくらでも言葉は駆使できます。だけど、それで盲の人に赤という色を体感してもらえるかというと、やっぱり難しい。

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ヘレン・ケラーが「ウォーター!!」と叫んだ、あれこそが「気づき」です。
言葉で説明するのには限界があるのです。頭で理解するのではなく、体で、ハートで体感するものなのだから。

だから、セッションは「種まき」なのです。
とりあえず言葉で誘導はしておくけれど、その種を育てて花咲かせるのはあなたの仕事です。

というか、それをヒーラーが肩代わりしてはなりません。それは魂に対する冒涜です。
自分の足で自分の人生を切り開けない人は、いつまで経っても、どれだけ恵まれた環境に置かれたとしても自信が持てずに満たされません。

あなたが気づかねばならないのです。
あなた自身の重要な仕事です。ほかの誰かに投げても無駄ですよ。

気づいてください。「どうやって?」と聞かれても、お答えはできませんよ(笑)
一つだけ言えること。それは、ただ気づくだけで世界は変わるということです。

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