リア充なんて、幸せじゃない!

自分以外の多くの人は、ニコニコ楽しく過ごしていると思っている人がいます。
カフェやレストランに行くと、幸せそうにランチをする女性たちであふれているように見える人がいます。
周りの人は順調に人生を歩んでいるのに、自分だけ置いていかれているかのように感じている人がいます。

でも、それって、人の表面を見すぎです。
もっと深い真相を掘り下げれば、笑顔の下には必ずといっていいくらい苦悩が横たわっています。

楽しそうにキャッキャと無邪気にランチを楽しんでいる女性たちの会話に耳を傾けてみなさい。
8~9割、愚痴ですから。顔はニコニコしてても、言葉はドロドロですから。
しかも実はその笑顔、誰かの悪口を言ってるときに一番輝いてますから!!

浜崎あゆみのappearsと同じですよ。

とても幸せそうに見える人だって、実はそんなに幸せじゃないんです。
「幸せそうにつくろうのが上手い」「楽しそうに見せるのが上手い」だけなんです。

勝ち組マダムは満たされない

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Mさんは、まさしく美魔女というにふさわしい40代後半のおしゃれな美人。
20代後半で大学の先輩だった一流商社勤務の男性の結婚し、一男一女に恵まれました。
3年前に4LDKのマンションを買い、新たな家族としてトイ・プードルの男の子もお迎えしました。

長女の中学入学を期に、平日昼間の家族のいない時間帯に長年趣味でやっていたプリザーブドフラワーのお教室を自宅で開くことに。

愛読雑誌は以前はVERYで今はSTORY。
VERY (ヴェリィ) 2015年 01月号 [雑誌]
STORY (ストーリィ) 2015年 02月号 [雑誌]

もう経歴を見ただけで「女の勝ち組」ど真ん中ですよね。

そんなMさんが
「私って、いつになったら幸せになれるのかしら」
とため息交じりでいうのです。
どこをどうみても「幸せな女」にしかみえないMさんにどんな悩みが?と思いますよね。

「実は、息子が学校に行かないのよ……」
「エッ、どうして!?」
「気の優しい子だから、親の期待に添えなかった自分を責めているみたいで…。主人は自分と同じ(トップ高の)A高校に行ってほしかったみたいだけど、中学受験に続いて結局不合格で内部進学するしかなかったの」
「B高校だって相当な名門でしょう? B大学にだってエスカレーターで行けるわけだし」
「主人は、大学は旧帝大しか認めないって人なのよ。親戚にも旧帝大卒が多いし、B大になんて恥ずかしくて行かせられないって言ってるわ」
「……ご主人、超エリートで優秀ですものね…」
「息子と顔をあわせるたびに『A高にすら行けないお前にはガッカリだ。A高すら受からないでこれからの人生どうするつもりなんだ』、よ。学校に行きたくなくなる気持ちもわかるのよ……」
「辛いですね……」
「私の顔を見るたびに『お前の育て方が悪いからお前みたいにフニャフニャした骨のない人間になったんだ』って責めるし、私も辛くて……
 私だって、一人で育てたくて育てたわけじゃないのに。主人に子育てを一緒に手伝ってもらいたかったわ。娘が生まれて一番大変だった頃も、全然家に帰ってこなかったくせに……。飲み屋の女と浮気してたくせに……」
「えぇっ!?それはひどい!」
「でもね、あの人に言わせれば『若い女と不倫するくらい魅力がなきゃ男は出世しないんだ!』よ。昔から何回浮気がばれても、そう居直って全く悪びれないの」
「はぁ……ご主人のお勤めのC商事だと、『愛人がいてこそ男として一人前』『英雄 色を好む!』って文化ですもんね…。いまだに旧態依然の男社会って感じだもんなぁ…。むしろ浮気を許さない妻のほうが狭量って価値観ですものね」
「私の苦労を息子はわかってくれているから、いつも私の味方をしてくれるの。それが主人には余計に面白くないみたいで」
「お優しいんですね」
「そう、昔から優しい子なんですよ。でも……」
「?」
「今、平日の昼間に家でお教室をやってるでしょう?」
「プリザーブドフラワーですね」
「生徒さんがいらっしゃるときに、いつも息子がいるのは、ちょっとばつが悪くて……。
 だからお教室のある日には千円札もたせて、ちょっと暇つぶしにそこら辺のカフェでもいってらっしゃいって、出て行ってもらっているの。心苦しいんだけど……」
「……それで息子さんは?」
「わかったって、黙って出て行ってくれているわ。優しい子なの、本当に……」
バラ

エリートと結婚してはならない理由にも書きましたが、バリバリのビジネス戦士!!って感じの男性って、自己中なタイプが多いです。
逆説的に言うと、だからこそそんな過酷な環境でも生き残っていけるわけで。

そういう人の仕事環境も大抵はズブズブの男社会で、不倫をしたらむしろ勲章!って空気があります。
飲み屋のオネーチャンとデキちゃった話なんて、軽く自慢です。「女房への罪悪感? 何で俺がそんなモン感じなきゃなんねーんだ?」くらいのノリで話されるので、本当に疲れます。こんな人が家族だったら、確実に日々ストレスたまりまくりです。

尾木ママも以下のように指摘しています。

近年では家庭内における相互殺人(未遂)が続発している。地域の名士であったり、高学歴の社会的地位が高い一家であったり、殺人容疑で逮捕される少年・少女たちはいずれも品行方正で成績も優秀な「よい子」ときている。

(中略)

社会が「勝ち組」と「負け組」とに二極化する中で、これらの親とは、まるで逆の、自信たっぷりの親――とりわけ父親――が浮上しているという問題である。
これは、いうまでもなく『勝ち組』志向の「ブランド派」の親である。
(中略)
身辺化した家族関係の中では、これら「ブランド派」父親が最も命の危険にさらされているといってよい。「家庭内殺人」が発生しやすいのである。

この件については、本性の後半と第五章で詳細に述べるが、結論を急げば、「勝ち組」を目指す能力や経済力、環境に恵まれており、競争に参入する資格も条件も完備しているからこそ、我が子らしさを抑圧し、受験圧力によりアイデンティティーも空洞化させかねないからである。

思春期・青年期の精神的自立期に至ると、他者や点数競争に追い立てられて、自己肯定感も弱く、親に対する心からの甘え体験もない子どもたちは、自分が精神的自立を獲得するための呼吸をするためには、まず、このような父親を、そしてその加担者なる家族を抹殺せざるを得ないところまで、精神的に追い詰められるのではないか。

「よい子」が人を殺す―なぜ「家庭内殺人」「無差別殺人」が続発するのかより

「エリートと結婚して子供を産めば女の最高の幸せ!」なんて考えは、いかに軽薄で世間知らずなものかお分かりいただけましたね。

どこから見ても「勝ち組マダム」にしか見えない女性にだって、必ずそれ相応の苦悩を負っているのです。
しかもそういう人のほうが、背負うものは重い。
エリート家庭の中で育った子のほうが、危険な犯罪を起こす事例も多い昨今です。

従うべきは世間の目ではなく自分の心

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私も、昔はリア充の人たちが毎日イキイキ楽しく生きているように見えていました。
だから、一生懸命コミュニケーション能力を磨き、リア充の人たちと仲良くなれるよう努力しました。
そうすれば、私も幸せになれると思って。

でも、リア充の人たちと話して、その幻想はすぐに打ち砕かれました。
そういう人は、簡単にこう口にするのです。
「ねー、なんか楽しいことなーい?」
「あー、なんかいいことないかなー」
「なんかさー、つまんなくない?」と。

これは「今ここ」を楽しんでいる人は、けして口にしないセリフです。
それこそ真に「リアルが充実」しているなら、チラとも考えもしないはずのことです。

そう。
リア充って、実はそんな人生楽しんでいないのです!
「楽しそうに見せる」のが上手いだけなんです!!

だから、楽しそうにしてる人に簡単にだまされないでください。
隣の芝は、実は青くない にも書いたとおり、順調に見える人ですら現実はそこまで順調に行っていないのです。

常に従うべきは、自分の心です。
「人からやれと言われなくてもしたいこと」があなたが本当にやりたいことです。
安易な勝ち組思想や「あの人のようになれば幸せになれる」という考えは捨ててください。

自分を満たす方法を知っているのは、あなたの心だけなのです。
【参考】あなたの幸せは、「内側」にある。

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