自己ヒーリングのための創作

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今まで、創作が癒しをもたらすことに何度かふれてきました。
【参考】人のためにすること、自分のためにすること
【参考】なぜ私の人生にはBLが必要なのか
【参考】時流を、自分を、映し出す創作

創作は、古代から連綿と行われてきた行為です。
ヒトは洞窟に絵を描き、土偶を作り、楽器を作ってきました。

「それがなきゃ生きていけないのか」といったら、違います。
そんなことしなくても、別に生命の維持に支障はありません。
でも、人間はずうっとずうっと、何かしら作ってきたのです。

創作活動というのは、DNAレベルの深いところから既に焼き付けられているといってもいいでしょう。それくらいの歴史があります。

文章でも音楽でも料理でも、物を作ることに熱中できる時間は至福です。
ただひたすら無になって打ち込んでいると、インスピレーションが降りてきます。まさに、天とつながる一瞬です。

ゆえに、何かを作ることでヒーリング効果があるのは全く不思議なことではありません。むしろ当たり前だといってもいいでしょう。
高次の世界は、惜しみなく、精妙なエネルギーをジャストタイミングで与えてくれます。

無限の網―草間彌生自伝 (新潮文庫)

世の中は、メンヘラが動かしている。でご紹介した筋金入りの精神病な芸術家、草間弥生さんも自分が狂わないために絵を描きだしたといっています。
【参考】無限の網―草間彌生自伝

絵を描かないと、幻覚によって気が狂ってしまう。
絵を描くことによって、それからどうにか逃れられる。
壮絶な現実との乖離も、創作をすることによってどうにか接点を保てるレベルに回復できる。

創作のヒーリング効果は、かくも偉大です。
なのに自分のために何かを作らない人が多いのは、実に残念なことです。

そういう人の多くは、「人から評価される素晴らしいものを作れないなら、意味がない」と思っています。
「何をやってもへたくそだから、恥ずかしい」と思っていたりします。

しかしながら、自分のためにする創作に上手い下手は関係ありません。
やってみたいかどうか、打ち込めるかどうかが重要です。

ワークショップで絵を描いてもらうことがあります。
そのときこう言います。
「幼稚園児みたいな絵でかまいません。
 とにかく、自分の心の中を紙の上にぶちまけてください。
 ここにこの色を置きたいと思ったら、素直に従ってください。
 きれいで上手い絵を描こうだなんて思わないでください」

仕事として創作をしているなら、人からの評価は大切です。評価されるものを作ってこそ、お金になります。
ですが、自分のための創作に人の評価を求める必要など一切ないのです。
【参考】楽しみたいなら、プロにはなるな。

「子ども」の絵―成人女性の絵画が語るある子ども時代

魂の殺人」で、親の無神経なしつけがいかに子供を傷つけているかを明らかにした、スイスの心理学者アリス・ミラー。
彼女も、絵を描くことによって本来の自分を取り戻していった一人です。

ミラーが癒しのプロセスでどんな絵を描いていったのかは、「子ども」の絵―成人女性の絵画が語るある子ども時代で実際にカラー印刷で見ることができます。
その絵は正直抽象的で意味がわからないし、たいして美しくもなかったりします。だけど、魂の叫びが伝わってきます。
そのような作品を作り上げることで、ミラーは厳しい親のしつけで傷つき抑圧されたインナーチャイルドを癒していきました。

セルフヒーリングとして、創作をしてみてください。
紙と鉛筆があれば、すぐできます。今すぐできます。

自分の心のままに、鉛筆を走らせてみればいいのです。
絵でも文字でも、なんでも思い浮かんだものを、意味不明なまま並べてみればよいのです。
意味不明でも、あなたの心はどこかスッキリするはずです。それこそがセルフヒーリングです。

オチの付いた小説や韻を踏んだ詩を作ろうだなんて思わなくていいのですよ。
例えば、自分や誰かに「出さない手紙を書く」のもセラピーの世界ではオーソドックスな手段です。自分の気持ちをただ、つらつらと紙の上に並べてみればよいだけ。
「出さない手紙」なので、相手の反応など気にしなくてもよいのです。書きたいだけ書いて、あとは破いても燃やしても机の中にこっそりしまうでも良し。
それだけでもハートとのつながりが驚くほど強化されるのがわかるでしょう。意外な気づきもあるかもしれません!

歌が好きなら、一人カラオケもお勧めです。
人の評価など気にせず、ウケなど気にせず、ただひたすら自分のために自分に捧げたい歌を歌えばよいのです。人前でやったらナルシストっぽくて恥ずかしいことでも、自分一人なら誰にも迷惑はかかりません。

rasinban

気が向くなら、複数の分野で創作をしてみてください。
いろいろな分野で表現をしてみたほうが癒しやすいからです。
違う方向からアプローチすれば、気づけなかった自分の深みにより簡単にアクセスできる効果があります。

精神世界系の本に親しんでいる人は、一度はこのような表現を目にしたはずです。
「精妙な高次の感覚を言葉で表すのは難しい」
そう、言葉には表現できることとできないことがあります。どうしても限界があります。

小説や詩を書いて表現できるものと、音楽で表現できるものは必ずしも重複しません。
どんな分野にも表現しやすいものとしにくいものがあります。
それをカバーするためにも、気が向いたら別のジャンルの表現活動に首を突っ込んでみてください。

絵でも詩作でも音楽でも手芸でもダンスでも、やってみたかったらとりあえず手を出してみてください。気軽にできる創作活動は、世の中いくらでもあります。

本格的にやろうとしたら大変なことでも、自分のためにやるなら簡略形で十分です。
例えば、ダンスだったら家の中で適当に音楽をかけて一人クネクネしてみる(笑)で十分なのです。リズム感も凝ったステップも要りません。

多くの人が「へたくそだから」で尻込みして、創作活動に手を出そうとしません。
だけど、自分のための創作は上手くなくていいのです。できあがったものを人に見せなくてはならないという決まりもありません。

恥ずかしいという気持ちや人から馬鹿にされたくないと思う気持ちがあるなら、こーっそり、誰も見ていないところでやればよいのです。
自分の心の中にだけ、秘めておけばよいのです。

あなたも、ぜひ、自分のために何かを作ってみてください。
それは、かけがえのない愛であり癒しであり解放です。
今日にでもすぐできます。ちゃんとした準備などいりません。

命は短い。
今日も浪費しているこの命は、明日にはもう消えるかもしれない。
命を大切にしたいのであれば、命を楽しむ時間を増やすとよい。
長生きよりも早く楽しむことが大切だ。

最期に書いた息子への家書より

無限の網―草間彌生自伝 (新潮文庫)
草間 彌生
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2014年11月02日 | Posted in オタク ヒーリング, 人生:スピリチュアルブログ | タグ: , , Comments Closed 

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