角を立てないで上手くやる方法

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「コミュニケーション能力では負ける」
「相手に力があるので、何を言っても捻じ伏せられる」
「相手が言っていることが正しいのはわかってる。でも無理だ」

そんな場合に正々堂々と相手に説き伏せようとしたって、わかってはもらえません。
それどころか「だからお前はダメなのだ」と相手の正当性を裏付けてしまったりすらします。

基本的に、正論というのは強者のためにあります。
「勝てば官軍」で、強者の理論というのは社会で正しいものとされるからです。
自分の立場が弱いときに、強者の理論を使おうとしたって役に立ちません。

じゃあどうすればいいのか?
弱者は弱者の戦い方をすればいいのです。
正々堂々と正面突破を仕掛けようとしないことです。

軍事大国に対して金も装備もない国や地域は、ゲリラ戦をしかけます。
あの広大なローマ帝国が蛮族であるゲルマン人に苦しめられた古代から、世界最強のアメリカ軍がヴェトナムはじめアフガニスタン等でゲリラに手を焼いてきた現代まで、その効果は歴史が実証済みです。

まともに話し合って論破しようとするからギッタギタにやられちゃうのです。
ちゃんとゲリラはゲリラらしく、いやらしくチクチクチクチク削ればいいのです。
早期決着をつけようとしないで、長期戦で臨めばよいのです。

「そんなこと言ったって…迷彩服で戦えっていうの?」と思わないでください。あくまでもこれは比喩です。
具体例をあげてみましょう。

例1:仕事の休日出勤が断りにくい

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最近休日出勤での業務を頼まれることが多くて困る。
やればできないことないし、手当ても出るからありがたいことはありがたい。だけど休日出勤したら疲れが取れないし、ずっと続くのはきつい。
正直2回に1回は断りたい。でも、受けるととても感謝してもらえるし、人手が足りないのはわかっているからかわいそう。
だけど、やっぱり疲れる……。このままじゃまずい。

こんな場合、うまく理由をつけて断るべきです。
理由なしに「やりたくないんだから無理」はちょっと厳しいでしょう。「疲れてるから無理」でも、「みんな疲れてるんだから」で押されちゃったらどうしようもありません。

その理由に最適なのが「家庭の事情」。
家庭の事情を出されると、向こうも押してきにくくなります。

親戚を死なせてもいいし祖父母の法事でもいいし、実家の母が出てくるでもいいし、親の具合が悪くてでもいいし、叔父叔母が入院していて洗濯物の交換を頼まれているでもいいです。
とりあえずそこらへんの人に具合が悪くなってもらいましょう。それが手っ取り早いです。

断り続けていると声もかけられなくなってきます。
自分にちょうどいいくらいの分量で声をかけてくれるようになっていくでしょう。

ここで「声をかけてもらえないとさびしい」「声がかからなくなるなんて怖い」という気持ちがあるなら、あなたは自己肯定感の低いタイプです。自分に自信がなさ過ぎます。
問題の根っこはそこなので、自覚してください。

あと「嘘をつくなんて…」と罪悪感を持ったあなた。
あなたは社会不適合者ですか?
少なくとも今の一般社会に大人として生息しようと思っているなら、上手く嘘をつく必要があります。

おとぎの国のファンタジーランドや清廉潔白なるユートピアを夢見るのは個人の勝手ですが、とりあえずリアルの社会場面では嘘くらいつけるようになってください。
真面目すぎると生きるのはつらくなるし、何より周りも迷惑です。

例2:小姑の「子供作れ」コールがしつこい

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夫の妹(小姑)が、妙に「早く子供作って!Bちゃんは美人だから絶対カワイイ子うまれるよ!」とLINEをよこしてくる。

そんなこという暇あるならお前が結婚して作ればいい話じゃないか。
といいたいところだが、小姑は彼氏と破局したばかりで婚活もままならないらしい。そこをどう間違えたのか、迷惑なことに「私まずは兄ちゃんの子供かわいがりたいッ★」モードに入ったらしい。

ハッキリ言って、困る。余計なお世話だ。

こういった場合も、正攻法で「いや、うちセックスレスなんで」とか「不妊治療してますんで」とか「子供は欲しくないってダンナとも了承済み」とか言っちゃうと、めんどくさかったりします。

そもそもこのご時世に身内だからって「子供を作れ」という時点で相当無神経です。「マタハラ」って言葉も知らないんでしょう。
そんな相手とまともにやりあったところで、余計に無神経なことを言われて疲労させられるだけ。

こういった場合に使えるフレーズが
「そうよねぇ」
「○○ちゃんの言うとおりねぇ」
です。

打つのがめんどくさかったり癪に障る場合は、予測変換でもいいし辞書登録でもいいので簡単にコピペできるようにしておいてください。コピペって感情消耗しないですよ!

そして、何を言われても「そうよねぇ」で返すんです。

「やっぱ赤ちゃんいるとかわいいし絶対いいよ!」
「そうよねぇ」
「子供って本当に天使だと思わない!?」
「○○ちゃんの言うとおりねぇ」
「だからBちゃんは早く子供作ったほうがいいんだよ!」
「そうよねぇ」
「早く作らないと羊水腐ってダウン症になったりするよ!?」
「○○ちゃんの言うとおりねぇ」
「だからやっぱり若いママじゃなきゃダメなんだよ!」
「そうよねぇ」

これ、まともにやりあったらイラつくどころの話じゃありませんが、コピペでかえす限り、ほっとんど感情は動きません。だって、単純作業ですから。

ここで肝心なのが、そうやって相手に肯定的な言葉を返しておいて、内容自体はきれいサッパリ聞き流すこと。
忘れてください。だってくだらないもん。(少なくとも自分にとっては)

そして、相手から「○○チャン!あのときの話だけど!!」と振られたときに
「えっ? ごめーん。何の話? 忘れちゃった」
と、とぼけてください。
もし覚えていたとしても、とぼけてください。バカに徹してください。

自分の話を忘れる人に、熱心に話しかけたいと思う人間は少数です。
「この人、何か話してもすぐ忘れる」という印象を与えましょう。会話数が激減します。
最終的には「こいつには何を言っても無駄だ」と思わせられればこっちのモンです。

目上の人に対して、ハッキリ言いにくいけど従いたくないといった場合も、この手法は有効です。
奥義「ニッコリ笑って聞き流す(&忘れる)」です!

小さな約束をしておいて、それをわざとすっぽかすのも効果的です。
この場合、すっぽかしたときに相手があからさまな損害を食らうようでは大事になってしまうので、あくまでも小さな約束にしてください。「DVDを貸す約束」とか「好きなお菓子を持っていく約束」とか「○○のジャケットを着ていく約束」とか、その程度のものが適切でしょう。
そうやって相手にちょっとした不信感を植え付けることができれば、無駄にベタベタされて息苦しい思いをする必要もなくなります。

人間関係は「好かれればハッピー!」というわけではありません。
「苦手な人から嫌がられる努力」も時には必要なのです。
【参考】好かれるも嫌われるも、同じこと。

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上に挙げた方法は基本、ネチネチネチネチ長期にわたってやってこそ効果的なので、ネチネチ陰険に小さくやり続けてください。

「めんどうくさい!」といわないこと。だって、あなたは弱者なんですから。
しょうがないでしょ、強くないんだもん。正々堂々とやっても負けるだけなんだから。

弱いんだから弱いなりのやりかたで戦うしかないんですよ!
それが嫌なら正面から論破して相手を押さえつけるくらいの力を持ってください。

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