ひとりよりも、二人のほうが、さびしい。

ひとりよりも、二人のほうが、さびしい。

世間では一人でいると、「さびしい人だ」といわれます。
独身者は「さびしいねえ」と言われます。
最近はそうでもありませんが「クリスマスに一人でいるだなんて、人間として失格」という風潮がありました。

本当にそうでしょうか?

私が日々接していて、言葉を絶するほどの孤独にさいなまれているのは、専業主婦の人々です。

「『孤立している(普段関わる人が家族以外にいない)』かつ『無業である』という点で、専業主婦や子育て専念中の主婦(既婚女性)もSNEPみたいなもんじゃないかと思う。仕事ない主婦って本当に孤独だよ」
NHKあさイチで「女性SNEP」特集 介護や離婚で「大人のひきこもり」により

本当に、彼女たちは絶望の中で暮らしています。
さびしくてさびしくて、仕方がないのです。

子供が小さいうちは依存してくれますから、子育てで心の穴も埋められます。
でも、思春期になってくると、依存させっぱなしだと不登校になったり社会不適合になってしまうし、健全に精神的自立を果たしてくれると孤独になってしまう。

主婦の人は「話相手がほしい」と言います。
「自分の気持ちを聞いてくれる人がいない、さびしい」と口にします。
世間的には「女の幸せをつかんだ勝ち組」が、深刻な孤独にさいなまれているのです。

信田さよ子氏の選ばれる男たち―女たちの夢のゆくえでも、5~60代の子育てが一段落したご婦人の望みは「心の友がほしい」という意外な答えだと紹介されています。
家族がいるのに。

そう。世の中の大勢の女性は、夫や子供といても、満たされないのです。

そこで、「当たり前でしょー!ダンナや子供なんてわかってくれないわよ!」と周りが言ってくれるならまだいい。
深刻なる孤独にさいなまれているのに「結婚したんだから幸せでしょう。何わがままで贅沢なこといってるの。世の中には結婚できなくて一人でさびしい想いをしている人だっているのよ!」と説教されてしまう。
頭の古い人なら「家庭を守ることに幸せを感じられないなんて、お前は女としてどこかオカシイ」なんてことまで言い出します。

ツライですよ。だって、受け止めてもらえないんだもの。
「女の幸せ」という牢獄に入れられて、さびしくてもニコニコ幸せぶってろ!と拷問にかけられているようなものです。

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一人でいる人は、実はそこまで孤独を感じずに済みます。
なぜなら、「一人であることが当たり前」デフォルトでそうだからです。

私も大自然の中でひとり、田舎暮らしをしていたことがありました。
家の側の道路を歩いているとキツネやリスがフツーにいて、蛇の抜け殻(たまに本体も^^;)が転がってたりするような田舎です。
朝、カーテンをあげると、青空の中トンビがゆった~りと飛んでいるのが見えるような日々を送っていました。

そこで私は寂しかったか?
ぜんっぜん。
母なる自然の子宮の中にくるまれたような安堵を覚えながら、日々をすごしていました。(まぁ冬になったら、便器の中にたまった水が凍ってたりもしたんだけどw)

一人でいるって、寂しくないんです。
逆に、二人でいるとすごく寂しいんです。

ふたりは寂しい

たとえば、好きで好きでしょうがない人と結ばれたとしましょう。
世間ではそれを「幸せだ」と言いますね。
でも、そういう人と一緒にいるときの孤独の深さは、ハンパないです。

朝に家を出て、夜にはまた会えるってわかってても、辛い。
一人でいるのが耐えられない。
だって、好きなんだもん。ずうっと、いつも、一緒にいたいんだもの!

そうしたときに感じる寂しさは、一人でいるときの孤独感よりも遥かに強烈です。

しかも、そんなふうに共にいることが幸せで仕方がない相手と一緒にいるときも、深い孤独と無縁ではいられない。
人間は近しく接していたら、どうしても「自分とは違うところ」を見つけてしまうものだから。
どれだけ愛し合っていたとしても、「わかりあえないところ」が見つかってしまうものだから。

そうしたときに
「こんなに好きでも、愛し合っていても、わかってもらえないんだ――」
と感じたときの孤独感は、もう絶望と言ってもいいほど深いです。

主婦が深い孤独感にさいなまれるのも、これに関係しているでしょう。
「毎日一緒に生活していて、現実的には一番近くにいるのに、心は通じあえないんだ」
こんな事実を突きつけられるのは、本当に寂しくて辛いことだからです。

だから「一人は寂しい」「ひとりの人ってかわいそう」というのは間違いです。
二人のほうが、家族と一緒にいたほうが、孤独はより深く味わう羽目になります。

ひとりでいるよりも、二人でいる人生のほうが、断然寂しいのです。

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信田 さよ子
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2014年07月16日 | Posted in 恋愛・結婚:スピリチュアルブログ | タグ: , , , , , Comments Closed 

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