すべての事象は、バランスを取るために起こっている

balance

この三次元の世界では、すべてが二元性において表現されます。
光と闇、昼と夜、男と女、天と地、善と悪……
もっとも根源的ものは「陰と陽」です。

すべての人間は、トータルでバランスを取ろうとします。
自分の内側のバランスが取れていない場合は、環境によってバランスをとるようになります。必ずそういう力学で動きます。

わかりやすい例を挙げます。
冬場、自分の肉体だけでは快適な環境(気温)が保てない場合、服を重ね着します。もしくは暖房をつけて、部屋を暖かくします。

自分だけでは解決できない場合、環境によってバランスを取ります。
この場合、服を着たり暖房をつけることで、バランス(寒さ)を調整します。

スティーブ・ジョブズにはスティーブ・ウォズニアックという相棒がいました。
ビジョナリーなジョブズのイメージを実現するのが、優秀なエンジニア・ウォズでした。
陽のジョブズに対して、陰のウォズです。

ウォズは、内気でコミュ障でコンピューターのこと以外は何もできないようなオタク人間です。彼個人では、単なる社会不適合者でしょう。
だけど、ジョブズの天才的なひらめきを現実にグラウンディングするには、ウォズの技術力なしでは無理だった。地味なウォズの存在が、ジョブズの夢を実現させました。

輝かしい陽の力だけでは駄目なのです。
陰が組み合わさってこそ、バランスがもたらされます。
スピリチュアルにいうなら、二元性が統合され、三次元へグラウンディング(現実化)されます。

挙げたの例のように、自分の中でバランスが取れない時に、外部の要因によってバランスを取ることが、必ずしも悪いことだとは限りません。
しかしながら、本来「自分の内側で調和すべきところ」を環境に丸投げしてしまうと、まずい形での、いびつなバランスがもたらされてしまいます。

例えば、うつ病の人の家族を見てください。
超ダウナーなうつの人の近くには、大抵超アッパーなパワフルポジティブ人間がいます。
次々と部下がうつ病になる上司って、大体が超絶ポジティブ人間でしょう?

いつも「死にたい」といって泣いてばかりいる人の子供は、超絶ポジティブ人間に育ちます。そして「○○ちゃんって、明るくてシッカリ者ね!」と周りから言われてしまうので、自分の闇を上手く表現できずに苦しむ羽目になります。
不登校で引きこもりの息子の影には、大抵社会でバリバリ働いている地位のある親や、子供のために学校に怒鳴り込むガッツを持ったエネルギッシュなオカンがいるものです。

経営者の家族に精神病患者が多いというのも、このカラクリです。
栄光の一族の闇の部分を背負う人が、彼らメンヘラ。
金持ちの家に財産を吸い尽くすようなボンクラが生まれるのも、風俗嬢に教師の娘が驚くほど多いのも、そういうメカニズムです。(元AKBで姉妹してAV女優をやっていた中西里菜も、教師の娘です)

そういう人は、偏りすぎた状態を是正する存在なのです。
そうやって、陰と陽のバランスを取っているのです。

あまりにも善なる人間のもとには、あまりにも悪なる人間がつがいます。
「あの子って本当にいい人なのに、どうしてあんなダメ男と結婚しちゃったのかしら!」
なんて話、もう皆さん聞き飽きるくらい聞いているでしょう?

陰陽のバランスの観点から見ると、それが当然なのです。
良い悪いではなく、起こるべくして起こっていることです。

健康すぎる人の近くにいると、自然と病気がちになります。
元気でパワフルな男性の妻は、大抵病気がちです。逆も然り。
そうやってバランスを取るからです。

前にもいった通り、このバランスを取る作用のすべてが悪ではありません。
だけど、「行きすぎ」になると、大抵キツイ事態になります。

もし、バランスの崩れが環境に映し出されているならば、自分の内側のバランスを取るようにすれば、環境の乱れも収まります。

うつ病の人の近くにいる「元気すぎる人」が、落ち込んだりダウナーになると、不思議とその病んでる人がうつから抜け出したりします。
アル中の夫を持つ妻が「良い人」をやめて、「お前なんかもう知るか!好きなだけ飲んで死ね!」と言い放ったとたん、夫が酒をやめてシッカリしだしたり(良い人化)します。

ビジネスにのめりこみすぎると、家族が心や体の病気になったり浮気や親族の問題で家庭崩壊したりするのは、テンプレといっていいくらい良くある話です。
その時点で「ああ、バランスが崩れているな」と気づいて、仕事偏重の自分を正すことができれば、家庭だけではなく却ってビジネスも上手く回るようになるのは成功者の告白にも述べられている通りです。
バランスが回復するのです。

もしあなたが、周りの人によって困らされたり、環境によって理不尽な思いをしているならば。
自分の心に聞いてみてください。

「これで何のバランスを取ろうとしているのだろう?」
「自分の中のバランスが、どこか偏っているのかもしれない」と。

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