年寄りが「子どもだけは産みなさい」と言う理由

oldwoman

年配の女性に
「子どもだけは産みなさい!」
と言われたことがある女性は多いでしょう。

「何でそんなこと言われなきゃならないの」と重く感じませんでしたか?
だって、今の世の中だと「子どもなんて産んだら人生軽く積んじゃう」って環境にいる人も多いのですから。
【参考】「子どもを産めば老後は安心」のウソ

他人事だと思って、そんなこと無責任に軽々しく言われたくないですよね!

しかしこれは、その世代の方々(もしくは、それ以上上の世代)にとっては合理的で筋の通った考え方です。
理由があって、年配の女性はそう言っているのです。

「結婚に向かない女」は褒め言葉!にも書きましたが、女性は結婚すると嫁という「底辺の女」になります。
嫁は家社会の中で、紛れも無く最下層カーストに位置します。

最底辺の人間は基本的に権力が無いので、発言権はありません。
何か主張すると「でしゃばりな嫁」のレッテルを貼られ、一族から冷たい眼で見られます。
盆と正月に帰省した際は「○○ちゃんには、○○ちゃんの考え方があるものね~ぇ」と、ネチネチいびられます。

昔の女性にとって、そんな苛酷な環境から脱するための手段が、「子どもを産む」ということだったのです。

子どもさえ産めば、子どもが最底辺カーストに収まります。自分より「下」ができます!
長男だと「跡継ぎ」として仕えなければならないので、自分の好きにはなかなかできません。
が、女の子だと大手を振って「自分より下」と扱ってかまいません。

娘ができると大喜びです。
正々堂々と自分の支配できる、八つ当たりの対象ができるのですから!
「アンタが男じゃなかったから、お母さんの肩身が狭いんだ!」なんて理不尽なことを言ってすら、弱い立場の人間(娘)は耐えてくれるのです。

高岡智照

江戸時代に幕府が平民の下に「エタヒニン」という身分を作ったカラクリと同じです。
庶民のストレスを支配層ではなく不可触民に向けるために、庶民より下の人間を作り出す。
ネトウヨが「中国人や韓国人は最低だ」というのとも同じです。お上がやってることより、(下に見ている)外国人を責めていたほうが楽なのです。

母にとって、娘は「下」です。
だから、上の世代の母親とはイノセントに傲慢で、娘を別人格を持つ人間とは認められない人が多い。
【参考】母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き
(実はこれ、夫が妻を「下」に見ているから、妻が別人格を持つ人間とは認められないってのと全く同じ原理です)

それは「家制度」の伝統なのです。
大奥でも、子どもを産んだ女は権力が与えられました。
哀れな弱い立場にある女たちが、そこから抜け出すための手段が「出産」だったのです。

だから、年配の女性ほど
「子どもを産みなさい、子どもだけは産みなさい」
といいます。

それは彼女らの生きていた時代には、理にかなっていたことだったのです。
そういう人たちは、代々女に伝わってきた「地獄から抜け出る知恵」をあなたに授けているのです。

しかしながら、賢明なるリンデンバウムのブログの読者様なら、わかることでしょう。
もう、そんな時代ではないと。
人類の進化した精神性は、支配・被支配の関係をもう手放そうとしていると。

彼女たちに、悪気はありません。
彼女たちの時代には正しかったことを言っています。
でも、それは今の時代に役立つ知識ではありません。

目の前の時流をじっと見つめてください。
自分にとって正しい選択をしてください。
目上の人の言うことを聞くなに書いたとおり、今の時代を理解しているのは、年寄りではないのです。

2014年03月26日 | Posted in 恋愛・結婚:スピリチュアルブログ | タグ: , , , , Comments Closed 

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