人生の使命は、一番後で聞いてね

counseling 人生:スピリチュアルブログ

セッションで開口一番に
「私の今回の人生の使命は何ですか」
と聞かれる人がいます。

そして、大抵私に「後で」と返されてしまいます。

聞きたいならはじめに言っていただいても一向に構いません。後回しになるだけなので。
が、そういう方が多いらしく、ここで注意を書いておけといわれたので今書いています。

いやぁ、うちのカウンセリング、いかんせん1時間2万でしょ。
せっかく聞いたのに「それは後で」って言われて時間ロスするのも、お客様の側から見たらキツイですよね。
なので、知っておいてください。

セッションで人生のテーマとか、今の人生のテーマに関連する過去世はあるのかとか、自分の宇宙的なルーツとか、そういう結構「でっかいテーマ」を聞きたい場合は、最後のほうに持ってきてください。
少なくとも、30分は経過してから持ってきてください。

もちろんこれは「お客様が聞きたい場合」であって、あっちから勝手にガンガン言ってくる場合は別ですよ。
そういう場合は開始5分だろうが10分だろうがガンガン濃いメッセージが来ます。

しかしながら、はじまったばかりのセッションで重要なことって、実はメッセージ(スピリチュアルな情報)のやり取りじゃないんです。
それよりもとにかくやらなきゃならないのが「波長のすり合わせ(ある種のグラウンディング)」です。

ガイドとうまく意思疎通するには「三次元的に質問をぶつけるのがコツ」とガイドから上手くメッセージをもらおうで書きました。
セッション開始から10分くらいは、これが特に大切なんです。

ガイドはやっぱあっちの人ですから、こっちの感覚でものを伝えることに慣れていません。チャネリングメッセージってワケわかんないのが多いのも、そういった理由です。
だから、「こっちのペース」を伝える必要があります。それに合わせてわかりやすくメッセージをかみくだいてもらう必要があります。

一番初めに持ってくる質問は、ドカーン!と本質をついたものはむいてないんです。
開始直後は、あっちもキーン!と高次の感覚でガチで返してきますから、意味不明なことを言ってきます。
「愛だ。愛があればよい」とか、「光こそが真実である」みたいな。

いや、向こうも嘘は言ってないんですよ。本当のことですよ。真理ですよ。
でもさあ、「私の人生の使命は何ですか」ってきいて「愛だ」って言われても、ねえ。
「それはわかってるけど、そうじゃなくってえ!」って言いたくなるでしょ。

そういう場合に私は「ああ、こりゃ今はダメだ。後にして」というのです。
ちゃんと波長が合ってきたら、もっとわかりやすい言い方をしてくれるようになるので。

セッションは、「最近の生活でこういったことがありまして」と非常にグラウンディングされている(日常的で具体的な)質問からはじめられることをオススメします。

これ、実は男性は上手いんですよね。
何でかっていうと、男は人に悩みを打ち明けるなんて苦手だから、大体どうでもいい問題から持ち出すんですよ。一番聞きたいことは最後に持ってくる人が多い。なので、あんまりこういった問題が起きません。
でも女は腹くくれてる人が多いというか、弱みも平気で口にできるせいか、開口一番で「私の使命は何ですか!」って聞いちゃうんですよね。

いや、別に聞いてもいいんですよ。ダメではないです。
無理そうなら「後にして」っていうだけですから。
でも、時間のロスがもったいなくないですか?「セッションの時間を有効に使いたい!無駄に延長したくない!」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方は是非この情報を頭にとめておいてください。

普段、ガイドのメッセージを読み取れないわけ

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「普段からガイドの存在はなんとなく感じているんです」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。
「ガイドがなんて言ってるのか、毎日聞きたい!」というお客様も多いです。
鋭い人なら、なんとなく感じていたりします。でも、ハッキリはわからないという人も多いんですよね。

どうして、ガイドの声が聞こえないのでしょう?
彼らは常に私たちに囁きかけているのに。

この理由が、実は前に述べた「セッションのはじまりにでかいことを聞いてもあんまり意味がない」と、つながっています。
セッションのはじめは、お客様とガイドの波長を合わせることがとても大切だと説明しました。
要するに、普段は明確にメッセージを拾えるほど、波長が合ってないんですよ。

ラジオで想像してください。
ラジオは大体常に流れています。
でも、周波数を合わせなければ雑音しか聞こえません。

じゃあ本当に流れているのは雑音だけなのかっていったら、違う。
ちゃんと周波数を合わせることができれば、各種の番組が聴ける。

ガイドと上手くコミュニケーションが取れるかどうかって、まさしくここなんですよね。
波長が合っているなら、別に私という媒体がいなくてもメッセージは聞きたい放題です。
でも、大抵の人は波長を合わせるのが難しいから、ヒーラーやチャネラーという媒体(通訳)を必要とする。

私も日常的に上の人と会話しだしたころは、何言ってんだかちんぷんかんぷんでした。
彼らはテレパシーでエネルギーを直でガッと脳に送ってくるので、日本語じゃないんですよ。
それを「人間として」理解できる領域に落とし込むには、言語化するか、感覚のみで「あんな感じね」とぼわーんと理解するかです。

でも、そんなことはじめっからできるわけもなく、当初は「YESかNO」で全てきいていました。
一つも言葉を知らない外国の人と話すようなものですから、当然はじめはカタコトなんです。
そこから少しずつ複雑なことも理解できるようになってきて、日本語にも翻訳できるようになってきたわけです。

だけど、それでも全てを言葉にできるわけではありません。
感覚で「ぼわーん」と理解しているものもあります。
これができないと高次の感覚を理解するのはかなり難しいので、ヒーラーの多くは感覚派な芸術家肌が多いのでしょう。ホロスコープで言うなら「海王星が効いてる人」ですね。

「自力でガイドからメッセージをもらいたい」と思っている方は、瞑想等で高次の感覚慣れすることが一番だと思います。
あちらの感覚とこの三次元の感覚は、やはりズレるので、そのズレをいかに修正するかがコミュニケーションのカギです。

そういうと、普通の人間同士のコミュニケーションと変わらないですね。
もちろんズレっぷりは高次との方がハンパなく大きいのですが。
コミュニケーションって人間だろうが動物だろうが目に見えない存在だろうが、相手に伝わるように自分のエネルギー(言葉の選択やしぐさ、声のトーン、思考の波動など)を調整するってことが本質なんですね。

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