みっともない人間のほうが、夢をかなえられる理由

今期一番の腐女子ホイホイと言われるアニメ、Free!
泳ぐの大好きな私は、楽しく毎週見ています。私の得意種目はブレストで、もちろん渚萌えです!

渚君のこと、みんな「あざといショタ」とか言ってるけど、社会に出て一番出世すんのはああいうタイプよ。
江ちゃん、気づいて!その男はお買い得よ!!!
いい。賢い女なら、ああいうタイプを狙いなさい(えげつない)

ピュアゆえの残酷さ

rinharu

このアニメFree!の主人公、遥はとにかく水が好きで泳ぐのが好きで、水にさえ浸かっていられれば幸せという天才肌。
ライバルの凛は、負けん気が強くて結果を出したがる努力家タイプ。
この対比は、よくあるパターンですよね。モーツアルトとサリエリみたいな。

そして、現実でもよくあることです。

アニメや漫画等で客観的に見てる分には、こういったパターンでの人の気持ちがよくわかります。
例えばFree!では、とにかく泳ぐのが大好きでタイムなんて全く興味のない遥が水泳留学までして努力を重ねる凛にアッサリ勝ってしまいます。
ものすごく残酷ですよね。遥にしてみれば「好きなことを、ただやってただけ」。それが人を傷つける結果になってしまうだなんて、思ってもなかったんです。

Free!の場合だと、競泳という勝負事の形でハッキリ白黒つきますからまだわかりやすいですが、現実だとわかりにくいことが多い。
しかも、本人は意識してやってない、努力してると思ってない、「ただ楽しくてやってるだけ♪」だったりするので、それを指摘しても「それは買いかぶりすぎだよぉ!私なんて大したことしてないもん☆」と言われてオシマイになってしまう。

頑張ったのに、認めてもらえないのはどうして?で書いた、パスカルとフーリエの例もそうですね。
パスカルは楽しくてやってただけ。それが姉を傷つけることになるだなんて思ってもなかった。

「自分がどうしてもほしいもの」をいとも簡単に手に入れて「えー別に、大したことないよぉ。私だってできたんだし、○○ちゃんだって簡単にできるってぇ~」って悪気無く言う人がいたら、メチャクチャむかつきませんか。
そういうのって、本当に嫌味ですよね。

しかし、そうやって簡単に手に入れられる天才肌が実際に大成するのか、といったら話は別です。
むしろ、現実で花開けるのは努力して挫折して、それでもまだしがみつく「みっともないタイプ」なんです。

イノセントじゃ、現実に花開けない

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フィギュアスケートの安藤美姫選手が出産したことがニュースになりましたね。
その一連の報道や安藤選手の言動を見ていて、私は「なるほどなぁ、天才ってこういうもんだよな」と感じたんです。

2006年トリノオリンピックで、荒川静香・安藤美姫の様子を比較して、私は「ミキティは大成しないな」と思いました。
その当時の安藤選手は、4回転ジャンプで話題になっていたにもかかわらず。

なぜなら、安藤選手のオーラはものすごくイノセントでピュアだったからです。
この子、スケートで天下取りたいわけじゃなくて「楽しくてやって」て、いい成績をとるのは「周りの人を喜ばせたくて」だろうな、と感じたんです。
荒川選手や浅田選手みたいなドロッとした執念が見えなかったんです。

ただただイノセントで、きれいだった。
花火みたいにパッと華やかに散っちゃうだろうなと。
歳とってもスケート業界でずーっと生き残れるタイプじゃないなと。

そう、イノセントできれいなオーラを持つ人って、現実じゃ大成できないんです。
スピリチュアルに言うなら「グラウンディングが下手」だから。
どっかでドロッとしてて腹黒いとこないと、現実に上手く根付けないんですよ。

そして、今回の出産に関しても、ミキティはイノセントでピュアなんです。
おなかの命を大切にしたいから産みました、なんです。

本気でメダル取ろうと思ってるなら「腹ン中の子供殺したって私はやってやる」が正しいんですね。(倫理的にではなく、目的を達成する手段としてという意味でです)
谷亮子級の腹黒さと執念がある人なら「ママでも金」は可能なんですけど、ミキティみたいなイノセントな人が両得は難しい。

じゃあ、どうしてミキティがここまでイノセントなのか?
それは、才能豊かな天才肌だからです。
4回転ジャンプなんてとんでもないものを、さらっと飛べちゃってた。イノセントに。

天才肌の人は、執着しません。
だから子供を堕ろしてまでメダルを取ろうとは思わない。
そこまで鬼気迫れない。

だから、実力はあってスゴイのに、なんか大成できない。
事実、安藤選手は世界選手権2回も取ってるんですよ。基本的には、超一流ですよ。なのに、荒川静香はまだしも浅田真央と並べてもなんか劣る。
一般的には「一段落ちるイメージ」しかないのです。

「天才肌が人生の夢をかなえて幸せになれるのか」といったら、難しいと思います。
そもそも、人間は難なく手に入れられるものを「夢」にはしないんです。「いつか酸素呼吸ができるようになるのが夢なんです!」とは、まず言わないでしょう。
簡単に手に入らないからこそ、夢なんでしょ。

自分のしたいことをいとも簡単に実現してしまって、それに対して全く執着しない人間を目にする機会は、多かれ少なかれ誰にもあるでしょう。
それに嫉妬してしまったり劣等感を持って、嫌な気分になることもあるかもしれません。

だけど、天才肌の人はそれで幸せかって言ったら、そこまで幸せじゃないと思いますよ。
実際、ミキティ自身は幸せぶってるつもりかもしれないけど、どーう見ても幸せそうには見えないし。
彼女は「一番欲しいものだけは、手にできない人」に見えます。

夢をかなえて幸せになれるのは、天才肌の人間ではありません。
努力して挫折して、それでもまだしがみつく「みっともないタイプ」の人間だからこそ、達成感というかけがえのない美酒を味わうことができるのです。

おまけ:滅茶苦茶モテる人は、元非モテ

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天才肌の天然で才能豊かなスゴイ人は、なかなかトップに君臨できないことを書きました。
これは異性へのモテ度にも言えることです。

容姿や性格などの要因で、小さなころから異性にモテてちやほやされていた人は、大人になったときにそれほどのモテにはなりません。
なぜなら、モテへの渇望が無いからです。

「異性が寄ってくるのは当たり前だから、普通にしてればいいや」という状態が染み付いているから、別にそこまで異性にサービスしようと思わない。
「普通にしてて自分を好いてくれる人がいてくれればまあいいか」程度のモチベーションではそこまでやたらとはモテません。

やたらとモテる、異様にモテる人っていうのは大抵元非モテです。
何でそこまでモテるかというと「モテへの渇望」があるからです。
モテるために努力し、どうふるまえばいいか研究しているからこそ異様なほどにモテるわけです。

例えばAKB48のプロデューサー秋元康氏。
若い頃の彼はどう見ても非モテです。あの容姿で部屋でハガキばっか書いてて、女にモテるはずがありません。
あくまでも推測に過ぎませんが、彼は若い頃重度の非モテコンプレックスがあったのではないかと思います。じゃなきゃ、若い女に囲まれてあそこまでのハーレム状態になれないよ。

ある程度の年齢の方は、同窓会に参加してみればすぐわかることです。
20年前にクラスで一番モテてた人は、大抵しょぼくれたオッサン(オバサン)になっていることが多いですから。
逆に、超地味で名前すら覚えてなかった底辺グループの人がやたらと若々しくてカッコ良かったり綺麗になってたりします。

ここでも、天才肌は執着しないからトップには立てない法則が発動するわけです。
はじめっから恵まれすぎていると、ありがたみがない。
だから、長期的に見て花開けないのです。

物事の価値を実感して、現実でそれを生かしていくには、努力や挫折があってこそ。
才能に恵まれすぎているのも、ある意味では不幸なことかもしれませんよ。

2013年07月24日 | Posted in オタク ヒーリング | タグ: , , Comments Closed 

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